環境省『温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度をめぐる最近の動向について』
「CASBEE(建築環境総合性能評価システム)」や米国基準を用いた環境性能評価システム「LEED(Leadership in Energy & Environmental Design)」をはじめ、環境性能認証の取得数は増加傾向にあります。2015年に国連でSDGsが採択されて以降、ESG投資への関心が高まりを見せ、こうした環境認証取得の動きが活発化しているのです。
ESG投資の普及を進める世界持続可能投資連合(GSIA)『2020レポート』より
ESG投資額が増加傾向にあることからも分かる通り、環境性能認証を取得している不動産、いわゆるグリーンビルディングの需要は高まってきています。
投資市場だけでなく、一般消費者の中でも環境ニーズが高まっていたり、環境に配慮した活動が企業ブランディングに繋がる例も増えてきています。
CASBEEやBELS、DBJグリーンビルディングなど、様々な環境性能認証が存在しており、それぞれで評価項目や申請先の機関、準備事項や取得のメリットなどが異なります。こうした状況から、環境性能認証の取得に際し、複雑さを感じる人が多くいらっしゃいます。
サポート会社の中にはお客様のニーズに合わせて取得するべき環境性能認証の提案から携わってくれる会社もあります。
ただでさえ複雑な環境性能認証ですが、時には取得に際し改築を要する場合もあります。その際にはより細かく要件を確認し、設計仕様に落とす必要が出て来ます。さらに、改築に際し補助金を活用することもできますが、補助金自体も何種類も存在します。
こうした、改築・補助金対応で苦労されている方は、環境性能認証の取得だけでなく、補助金もサポートしてくれる会社を依頼先に選定しましょう。
よく取得されるケースと
その目的について紹介します。
増改築時に省エネ適判を取得した流れで、ついでにBELSも取得して、保有する不動産の環境性能のアピールに活かす
保有している不動産の差別化を図るために、BELSを取得し、環境意識の高い顧客を取り込む
ESG投資ニーズを考慮し、BELSを取得することで、保有する投資用不動産の資産価値を高める
不動産の改修にあたりBELSの取得を狙うことで、補助金を改修費用に充てられるようにする
BELSとは建物の省エネ性能を分かりやすく星の数で表した環境性能認証の一種。
最高レベル星5の5段階で建築物のエネルギー消費効率を評価。近年の環境意識の高まりから、BELSで高評価をもらえるように改修し、不動産の市場競争力を高める動きが盛んになってきている。
評価方法がいくつかあり、どう評価していいかわからない
補助金を活用したいが要件が細かく理解・対応ができない
高評価の基準を満たしていなかったため改修が必要になった
サポート会社を選ぼうにも各社違いが分からず、選べない
よく取得されるケースと
その目的について紹介します。
保有している不動産の差別化を図るために、CASBEEを取得し、環境意識の高い顧客を取り込む
ESG投資ニーズを考慮し、CASBEEを取得することで、保有する投資用不動産の資産価値を高める
自社ビルのCASBEE取得を株主からの要請される
自社ビルの改修時にCASBEEを取得することで室内環境を向上させ、従業員の生産性向上につなげる
CASBEEとは、建物を環境の面から総合的に評価し、5段階でランク付けする環境性能認証のこと。
環境に配慮した資材・機材の使用や、景観への配慮など、多岐に渡って総合的に建物の品質を評価。
住宅においては「CASBEE高評価=長く住み続けられるいい家」と消費者からみられるため、不動産の市場競争力アップにつながる。
非住宅においては特にオフィス利用において室内快適性が高いことの証明になるため、テナント誘致を促すことが出来る。
評価システムがいくつかあり、どう評価していいかわからない
評価基準や認証過程が複雑で申請コストがかかる
高評価の基準を満たしていなかったため改修が必要になった
高評価を得られるのか分からず、取得に踏み出せない
事務所等
ホテル等
病院
物販店舗等
学校等
集会所等
新築の戸建住宅、共同住宅
300㎡以上の既存住宅、
既存建築物
地方公共団体等が保有する
または
業務用の建築物等
地方公共団体等が保有する
または
業務用の建築物等
住宅、非住宅の新築および既存の改修
新築および改修
※地域木材を利用した木造住宅限定
※上記は令和3年度に公表された補助金制度を元に、その一部を掲載しています。
上場企業、大手設計事務所から個人設計事務所まで300社以上をサポートしており、年間500棟程度をサポート。
CASBEE認証、BELSに向けたコンサルティング、温熱気流や光環境の解析業務など、建築物の環境関連サービスを網羅的に提供。
ZEBやZEH-M、CASBEEサポートなど、建築物に関わる業務を幅広く支援。
認証制度に関するコンサルティング業務、不動産ESGコンサルティング業務、サステイナビリティやウェルビーイングを軸とした調査研究を展開。
不動産コンサルタント技能士・ファイナンシャルプランナーによるコンサルティング業務を展開。
CASBEE評価員による建築物の調査・評価とそれに基づくコンサルティング業務を展開。
常に公正な立場から、顧客の説明責任を全うする中立性を備えた精確な価格や報告書 (レポート)の提供と、顧客の目線に立ったコンサルティングサービスを提供。
不動産の専門家集団として、いつ、いかなる時も、公正中立の立場から適正な評価を行う鑑定機関として展開。
不動産鑑定士として、不動産を熟知した専門家のパイプ役となり、環境整備や地域開発に貢献できる機関となるべく尽力。
高度な業務知識と、ネットワークを駆使したコンサルティングで、お客さまに最適な手段をご提案。
東京都「総量削減義務と排出量取引制度」の登録検証機関評価において8年連続で最高ランクの「S」評価を取得。
建物のすべてを知り尽くした技術者集団が、その高度な専門技術とノウハウを以て、あらゆるエンジニアリングサービスをワンストップで提供。